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ホタルイカ 蛍烏賊 ほたるいか
富山湾に春を告げるミルキーブルーの光り!
富山湾の春の風物詩「ホタルイカ」、青白く光るその姿は「富山湾の神秘」。魚津では三大奇観の一つとされていて、「富山県のさかな」にも選定されています。
富山湾におけるホタルイカの漁獲は定置網でされており、3月~6月が主漁期で、最近では生の状態や生きたままでも出荷されています。
食しても大変美味しく、桜煮や甘露煮、塩辛といった加工品はもとより、お刺身や酢味噌和えなど家庭や飲食店でもよく食されます。
ホタルイカは発光するイカとして有名です。魚津水族館では3月下旬から5月末日の日曜・祝日に、ホタルイカの発光実験が行われます。
ホタルイカの産卵期の3月~6月には、浅瀬まで産卵に来たメスが海岸に打ち上げられることがあり地元ではこれを「ホタルイカの身投げ」と呼びます。ホタルイカの放つ光で波打ち際が青白くきらめく幻想的なシーンがみられます。
特別天然記念物
生態的な特徴があり、産業的にも重要なホタルイカを保護する目的で、昭和 27年(1952年)に富山市・滑川市・魚津市の海(常願寺川右岸から旧魚津町までの沖合約1.3kmまでの海面)は、「ホタルイカ群遊海面」として国の特別天然記念物に指定されました。
ホタルイカの生態についてはまだまだ謎が多く、末知の可能性を秘めた生物といえるでしょう。
ホタルイカの生態
ホタルイカは日本近海に広く分布しており、普段は主に沖合いの水深200m以深の海域でくらしています。富山湾では春に大群をなして産卵のために接岸してくることが知られ、古くから漁業の対象とされてきました。この群れはすでに交尾をすませ卵をいっぱい持った雌がほとんどで、雄はわずかしか捕れません。
また、その名の示すとおり発光するイカとしても有名です。ホタルイカの発光器は構造から3つの種類に分けられ、それぞれ腕発光器、眼発光器、皮膚発光器と呼ばれています。腕発光器は第4腕の先端に3個ずつある大型の発光器で、刺激を受けると強い光を放つ最も特徴的な発光器です。眼発光器は眼球の腹側に一列にならぶ5個の中型発光器ですが、どんな時に発光するのかはわかっていません。皮膚発光器は外套・頭部・漏斗と第3・4腕にあり腹側を中心に分布する小型の発光器で、数は千個前後もあり、薄明かりの中で体の影を消すのに役立っていると考えられています。
■資料/情報提供 魚津水族館 稲村 修 氏
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関連サイト | 富山県ほたるいか協会 |
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