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布施谷節
仕事の苦労はみんなで唄って紛らわそう!
魚津市と黒部市の境を流れる布施川の上流を「布施谷(ふせんたん)」といい、この布施谷に古くから伝わっている民謡が「布施谷節(ふせんたんぶし)」です。
起源は明らかではありませんが、少なくとも元禄以前、おそらく江戸初期から「目出度節」の俗称で、「高砂」に代わる祝儀唄、祝唄として歌われてきました。
今から約300年前の寛文の頃、新川地区に綿の栽培が伝わり、明治の初めごろより、「糸紡ぎ」や「糸ひき」、「縄ない」等の夜業(よなべ)で唄い継がれて来ました。
布施谷節は、江戸時代中期から労働作業唄として唄われており、「糸引き節」や「投げ節」、「籾すり唄」、「田植え唄」など、それぞれの作業ごとの唄があります。
歌詞は、約100首残されており、女性作によると思われるものが多く、四季の行事や地区の歴史、生活・習慣などを唄ったものです。
能登半島輪島地方の「まだら」という舟唄が元唄と伝えられていますが、現在唄われているものは「投げ節」という唄です。
その投げ節に、踊りの振りつけをして、17年ごとの千手観世音菩薩像のご開帳の余興や地区の行事等で披露し「布施谷保存会」で伝承しています。
また、清流小学校の西布施地区の6年生女子に布施谷節を、6年生男女に「新布施谷節」を指導し、地区の文化祭、学校行事、イベント等に参加しています。
Information
文化財指定など | 市指定無形民俗文化財 (昭和38年4月1日) |
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運営主体 | 魚津市 布施谷節保存会 |
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